2008年12月 6日

会社で開催するコーチング講座に参加してきました。今回のは初級編ということで、ホントにサワリだけの講座でしたが、コーチングがどんなもんかはなんとなくわかりました。

教わった事を忘れないうちに書いておきます。


答えは相手の中にある

コーチングの基本姿勢です。コーチが答えを教えるのではなく、相手がまだ気づいていない潜在的な意識を、効果的な質問をすることで引き出す、というのがコーチングです。
このへんの考え方は、ファシリテーションに似ているなあと感じました。


ペーシング

コーチが話を聞く際にペーシングというスキルを使います。相槌や、繰り返し、表情や、声のトーンや、視線や、座る位置など、相手が話しやすい環境と状況を作り出し、コミュニケーションの促進を図ります。


バーバルとノンバーバル

コミュニケーションは「言語の交換」と思いがちですが、実は非言語の方がコミュニケーションにおいて多くの要素を占めています。
表情や態度、視線、声のトーン、ボディーアクションなど、言語では表わしきれない多くのモノをコミュニケーションの最中にやり取りしています。
言語系とバーバル、非言語系をノンバーバルといい、コミュニケーションの85%はノンバーバルが占めていると言われています。


アクノレッジメント

「承認」とも呼ばれていて、相手を認めて、そのことを相手に伝えることが大切です。
その中も、「You message」、「I message」、「We message」があります。
「You message」は相手の特徴や変化を認めることです。「いつも笑顔だね」、「積極的になったね」とか、そんな感じのことです。
「I message」じゃ、さらに自分が影響を受けたことを認めます。「あなたが活発だから、私も元気が出る」のような。
「We message」は、複数人が影響を受けたことを認めます。「あなたが冷静だと、私たちは安心していられる」とか。これが承認の最上級ですね。


Open question と Closed question

質問の仕方には、大きく2種類の方法があります。
「はい」 / 「いいえ」で答えられる質問と、言葉として表現して答える質問です。
たとえば、「今朝は朝食をとりましたか?」はClosed questionです。
「今朝の朝食はなにを食べましたか?」はOpen questionです、
Open questionの方が、多くの情報を聞き出すのに適しています。


4つのタイプ

コーチングでは、人を4つのタイプに分けて特徴をつかんで、対応方法を変えます。
4つのタイプとは以下のとおりです。

  • コントローラー・タイプ
  • 行動的で自分が思ったとおりに物事を進めたがります。プロセスよりも結果重視。人に指示することを好みますが、人から指示されることは嫌います。
  • プロモーター・タイプ
  • 新しいことを始めることを好み、自発的でテンションも高いタイプです。飽きっぽくて細かいことが苦手でもあります。
  • アナライザー・タイプ
  • 細かい分析や計画を立てるのが得意で、物事を客観的にとらえることに長けています。完璧主義的なところがあり、あまり感情を表に出しません。
  • サポーター・タイプ
  • 人を助けることを好み、協力関係を大切にします。お願いされると「ノー」とは言えないタイプで、あまり感情をださないのですが、人から認められたい欲求は強いです。

この4つのタイプは、あくまでも性格の傾向を表したもので、能力とはまったく関係ありません。
ちなみに私は「アナライザー」と「サポーター」が同点で高く、コントローラーだけが異常に低い点数でした。

今回の講座は、ホントにサワリだけということだったので、続きの講座が開催されたら受けてみようと思います。

2008年12月 2日

「プロジェクトの遅れを取り戻す方法10選」という記事が載っていたんですが、おそらくそれらの方法はプロジェクトが徐々に遅れ始めている時から行われていると思われ...。

プロジェクトの遅れを取り戻す方法10選(ZDNet Japan)

  1. 残業する
  2. リソースの再割り当てを行う
  3. すべての依存関係を入念に確認する
  4. 一定の時間を必要とする作業を把握しておく
  5. リソースを入れ替える
  6. スケジュールを圧縮する
  7. ピッチを上げる
  8. スコープの変更を阻止する
  9. プロセスを改善する
  10. 作業のスコープを縮小する

ほとんどのプロジェクトは上記の内容のほとんどを日常的に実施しているにも関わらず遅れを拡大していき、「どうすれば遅れを取り戻せるか」、という課題が顕在化していると思うんですが。

で、危機的状況からの救済について詳しくはソフトウェアプロジェクトの救済入門を参考にするといいんですが、ちょっと乱暴に唯一の方法を言わせてもらえば、

プロジェクトのゴールを実現可能なものに再設定する

ということに尽きると思います。
既に遅れが出ているプロジェクトは、そのページを保持すれば遅れは拡大する一方です。有効な改善策を打てたとしても、残された時間ですでに遅れた分まで挽回できるほどの効果があるかを検証しないといけません。

リソースを投下するにしても、スコープを見直すとしても、納期を遅らせるにしても、その時点で実現可能な計画になるように、プロジェクトを再定義する必要があると思います。

もしかすると、その前に「このプロジェクトは本当に救済する価値があるのか」を再度検討することは必要だと思います。

2008年11月30日

国分寺で開催された高木善之さんの講演を聞きに行ってきました。

地球環境講演会「美しい地球を子どもたちに~私たちにできること~」

高木さんはコーチングの書籍も出しているようで、そんな話しも聞けるのかなと期待していたのですが、2時間半ずっと地球環境が危機的状況だという内容でした・・・。
それでも、伝えたいことの3%程度しか伝えられていないそうで、100時間の講演内容をお持ちとのことで。

地球環境が危機的だという話は、それはそれで興味深いのですが、一番気になったのは聞きに来ている他の参加者の反応です。

「日本のテレビや新聞は、本当のことを報道していない。本当はすでに地球は危機的状況なんですよ。」というのが高木さんの主張です。ものすごくザックリですが。
で、それを聞いている受講者の皆さんは、「今まで真実を知らなかった。高木さんの言うことがもっともだ。」的な反応をしているわけです。

いや、まてまて。
日本のマスコミが真実を報道していないのは事実としても、だからといって高木さんが言っていることだって真実か分からないじゃない。
重要なのは誰が言っているかではなく、何を言っているかであり、そういった多くの情報の中から真実と信じるに値する情報を自分で取捨選択しないといけないんじゃないですかね。自己責任で。

結局、自分で情報を見極める力が弱いことが、正しい行動を起こすための第一の障害になっているんだな、ということが実感できる体験となりました。
皮肉にも...。

2008年11月28日

4320097505ソフトウェアプロジェクトの救済入門―危機的状況に陥ったプロジェクトを救う実践的アプローチ
富野 壽 荒木 貞雄
共立出版 2008-01-22

by G-Tools

多くのプロジェクトマネジメント手法は、プロジェクトが危機的状況に陥らないようにするための「予防手法」について書かれているものの、実際には十分に機能せずに多数のプロジェクトが危機的状況に見舞われています。

本書では未然の「予防」ではなく、すでに危機的状況に陥ったプロジェクトをいかに救済するか、に焦点を当てています。

プロジェクトの救済を10のステップで解説しています。

  1. 中断
  2. 評価者の人選
  3. プロジェクトの評価
  4. チームの評価
  5. 最小ゴールの定義
  6. 最小ゴールは達成可能か?
  7. チーム再構築
  8. リスク分析
  9. 計画の改訂
  10. 早期警告システム

まずは「中断せよ」と本書は言っています。
その理由は、救済活動を行うには、プロジェクトメンバーの関与を必要にしますが、プロジェクトを継続していると救済としての活動に十分な時間が割けないことがあります。
また、プロジェクトの救済には痛みを伴う意思決定(ゴールの縮小、チームの再編成など)が必要になるのですが、その痛みをステークホルダーに受け入れてもらうためにもプロジェクトは中断した方がよいようです。プロジェクトを再開するには、痛みの伴う意思決定を受け入れなければならないことを、理解してもらうためですかね。

次に「評価者の人選」ですが、これが結構難しいです。
プロジェクトの直接の利害関係者は、利害が絡むため客観的な評価をすることが難しいです。
本書では、以下の人選を薦めています。

  • 外部の人材
  • 信頼でき、実務的で、経験豊富な人材
  • プロジェクト技術を理解できる人材
  • 優れた社会的スキルをもった人材
  • 十分な時間を投ずることができる人材

はたして、こんな適任な人材がいるのか心配ですが、これらの条件を多く満たせる人に評価を行ってもらうのがいいようです。

3番目と4番目は「プロジェクトの評価」と「チームの評価」です。
現状を客観的に評価し、課題を洗い出します。

5番目のステップが「最小ゴールの定義」です。
プロジェクトのスコープの中で、必ず達成しなければならない要件を絞り込みます。これができなければプロジェクトを行う意味がない、と言える要件のみをゴールとして再定義します。
おそらく、救済プロセスにおいて、この「最小ゴール」についての合意形成が一番困難な気がします。逆に、適切な最小ゴールを定義できれば、プロジェクトを救済できる確率は高くなるといえます。

6番目が5で定義した「最小ゴールの達成見込みの評価」を行います。
5で定義したゴール要件(機能、納期、品質、コストなど)が、実現可能なものかを評価し、実行可否を判断します。
もし、達成の可能性が低いのであれば、さらにゴールの縮小を行うか、そのリスクを許容するか、もしくはプロジェクトを中断するかを意思決定する必要があるでしょう。

「チーム再構築」はその名の通り、最小ゴールを達成するために必要な人的リソースをプロジェクト・チームに割り当て、必要な役割に再配置します。

「リスク分析」と「計画の改訂」もその名の通りです。

最後に「早期警告システム」ですが、プロジェクトのプロセスで、早い段階で問題を発見し、是正の計画と実行を行うための仕組みです。
早期警告システムには、以下の5つの要素があります。

  1. データの収集
  2. ステータスレビュー
  3. 警告発動のきっかけ
  4. 是正行動計画の確立
  5. 行動のフォローアップ

このステップは、プロジェクトが再び危機的状況に後戻りしないことを保証することが目的です。早期発見、早期解決するための仕組みが必要になります。


と、いうことで、どうにもこうにも行かなくなったプロジェクトを立て直すための手引きがいっぱいの一冊です。
プロジェクトが危機的状況に陥る前に、一読しておくのをお勧めします。

2008年11月24日

先月更新したPMIの会員カードが届きました。

PMP MEMBER IDENTIFICATION CARD

あれ?前のペラペラのカードから変更したんですね。

以前は、こんなでした。

旧)PMP MEMBER IDENTIFICATION CARD

写真だとイマイチ伝わらないなー。

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author : 釣蔵
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